誰しも怒ることがあると思います。

でも、なぜ怒ってしまうのでしょうか。

怒るのには怒る理由があるはずです。何の理由もなく怒る人はいません。

つまり、怒ることは何らかの目的があります。

怒ることで何が得られるのでしょうか?

怒るのは、自分の目的(有り体に言えば、欲求)が満たされない時です。

つまり、自分の目的を達成するために怒るってことです。

でも、実際に怒ったらかといって目的は達成されるとは限りません。むしろ、逆の方が多いんですけどね。

なので、冷静に判断すれば怒ることよりも他の選択肢もあるはずです。

でも、怒ってしまう。

だから、怒ることには他にも目的があるんです。

それは、自分をわかってもらうこと。

怒りは第二感情で、第一感情は、悲しみです。

つまり、「私は欲求を満足できなくて悲しい、これをわかってくれよ」というのが、怒りの目的です。

でも、これは怒っている本人は気づいていないし、このように文字にしてもピンとこないかもしれません。

でも、やっていることは、まさにこれです。

これは、小さな子供がやっているのと変わりません。人間は大人になっても子供と同じことをやっているんです。

ただ、他人に自分が悲しんでいるのをわかってよと言ったところで、わかってくれるとは限りません。

なので、一番自分をわかってくれる存在、それは、自分です。

自分が、「私が今怒りを感じているのは、私は思い通りにならなくて悲しくてそれをわかってほしいからだ」と自覚することができれば、怒りの感情はかなり収まってくるはずです。

自分が自分を受け入れること。

これができれば、怒りに頼らなくてもよくなるでしょう。

ですが、実際にやるのは簡単じゃないですけどね(*^o^*)。