ニュースによると、最近いじめが増えているそうです。

増えているのはたぶんいじめのカウント方法が変わったからではないかと思います。

たとえば、ちょっと機嫌が悪くて友達を叩いたとか、その程度でもいじめとしてしまったのかと。

いじめって昔からありました。たぶん、戦前だってあったと思います。

たぶん、今よりももっとつらいと思えるようないじめもあったかと思います。

今のいじめはどちらかと陰湿化しているようです。SNSなどを使ったものとか、隠れてこそこそやるいじめです。

昔はいじめといってもおおっぴらで誰もが見えるところでいじめていたように思います。

さて、ではなぜいじめが増えているのか?

いじめようと思う人間の心の問題でしょうか。

いじめられる人間の行動に何か問題があるのでしょうか。

過去生の影響でしょうか。

親の教育が悪いためでしょうか。

学校教育が悪いせいでしょうか。

etc

何か原因を探してもたぶん見つからないでしょう。

特定の原因が見つからないのは、原因が1つではないからです。だから、もし複数の原因を見つけても対処するのが難しいでしょう。

いじめの根元にある原因は、殺人、テロ、戦争などと同じです。

それは、「自分(自分の家族、自国)のために他人(他の家族、他国)を犠牲にしてもかまわない」という考えです。

つまり、自分と他は別の命だと思っている限り、多かれ少なかれ相手を尊重しなくなる危険性があります。

だからこそ、ひとりひとりが自分が何者かを知ること、これがいじめに限らずすべての争いをなくす鍵となるはずです。

この世界のほとんんどの人はまだ自分と他人が分離している世界に生きていると思い込んでいます。そして、自分が幸せになるために生きてます。だから、自分が他人のせいで幸せにならないと思うと他人を忌み嫌い攻撃します。

思い込みの世界に生きている限り、争いはなくならないでしょう。

思い込みの世界に生きていると気づいたら、争いはなくなります。