団塊の後

堺屋太一さんの「団塊の後 三度目の日本」を読みました。

堺屋さんは、元は通商産業省(今の経済産業省)の役人で、その後に作家として活躍。テレビのコメンテーターとして活躍したり、その後に経済企画庁長官を務めたこともあります。

最近、テレビなどには出演されてないようですが、この方の本を初めて読みました。

これは、物語風の本です。

団塊世代が亡くなったあとの日本が衰退していく。それを何とかするには思い切ったことをやる必用があるという主旨です。

三度目とは、改革のタイミングのことです。

一度目は、明治維新。

二度目は、第二次世界大戦後。

そして、三度目が団塊世代がいなくなった後。

確かに、堺屋さんが語っているように、今の日本は官僚主導で変化を怖がり、安全安心、今を維持していくという風潮が強いように思います。

特に、中年世代以後は保守的です。

そして、若者も海外にあまり出て行く人がいなくなり、やはり保守的。

ですので、日本で変化を起こすような気運がなかなか出てこない。

そのため、世界の変化にはついていけずに、どんどんじり貧に。

たぶん、この本はそんな日本の現状を堺屋さんが憂い、書き上げたのではないかと思います。

日本人よ、大志を抱け!

変化を恐れず、チャレンジしろ!

この本からは、このようなメッセージが受け取れました(*^o^*)。

ただし、おすすめ度は3。内容はちょっと難しいのでw。