ここ2日間で紹介した「~でもかまわない」でうまくいかない時があります。
そんな時に有効な方法を紹介します。
原則として、知ってもらいたいことがあります。
それは、どんな苦しみや悩みも自分が創り出しているということです。
例を挙げて説明をします。
例えば、上司と反りが合わないために、会社に行くのがつらい。
このような場合、つらい原因は上司である。このように考えるとすると、上司がいなくなったり、上司の自分に対する態度が変わらない限り、自分のつらさは変わりません。
つまり、自分ではこのつらさを解消することはかなり難しくなります。
なぜなら、上司には上司の価値感や考え方があり、それを変えることは、困難、もしくはできないからです。
ですが、上司と反りが合わなくてつらい時、そのつらさは自分が創り出しているとします。
なぜ、このように考えるかというと、上司があなたにとって、きつい言葉をかけたとします。
「なんで、こんなこともできないんだ。しっかりしろ」
「こんな簡単なことでミスをするなら、給料を下げるぞ」
このような言葉であなたは心が傷つけられると思います。
それは、
「なんで、こんなこともできないんだ。しっかりしろ」⇒「私はこんなこともできないダメ人間だ」
「こんな簡単なことでミスをするなら、給料を下げるぞ」⇒「給料を下げられる自分は役立たずだ」
このように上司の言葉に対して、無意識的、意識的に自分の価値を下げているから、傷つくのです。
もし、このような反応ではなく、
「なんで、こんなこともできないんだ。しっかりしろ」⇒「私はたままた失敗しただけだ。次は必ずできる人間だ」
「こんな簡単なことでミスをするなら、給料を下げるぞ」⇒「私は給料を下げられるような人間ではない。次はミスをしない」
このように反応すれば、自分を卑下していないので、つらくはありません。逆に発憤していつも以上の成果を出す可能性もあります。
要するに、上司の言葉で、傷つくか傷つかないかは、受け取り方次第です。
もし、上司が、悪意を持ってあなたは傷つけようとして、言葉をかけたとしても、それを肯定しないで否定すればあなたは傷つきません。
上司だから逆らえないとか、上司と喧嘩してはまずいとか、このように思うかも知れません。
ですが、相手の意見に対して間違っている、正しくないと思うなら、はっきりと主張をしたほうがいいです。
これは、勇気の問題です。勇気を出して自分の意見を言う。つまり、上司に対しての恐れを感じつつも、その恐れに向かって行く覚悟が大事です。
さて、長々と書きましたが、ここからが本題です。
「~でもかまわない」でうまくいかない時、どうするか?
悩んでいること、苦しいことは、自分で創り出している。
このように思えるなら、それは自分で壊すこともできます。
なぜなら、自分が創っているのだから。
実際にどうやるかですけど、
①辛いこと、苦しいことをイメージする
②そのイメージは「自分の創造したものだ」と宣言する
③「私が創ったこの創造を破壊する」と宣言する
④辛いことや苦しいことがなくなるor軽減する
辛いこと、苦しいことをイメージする時には、よりリアルに実際に辛さや苦しさを感じている方がいいです。
そして、それがしっかりできたら「自分の創造したものだ」と宣言して、創造物であることを明確化します。
その後に、それを破壊すると宣言することで、イメージは壊れます。
辛かったり苦しかったりするのは、そのイメージがあるからです。なので、イメージを自分で壊せば苦しくなくなります。
場合によっては、それでも多少苦しさが残るかも知れません。その場合は、①から④を繰り返します。
この方法、効果はあるのかな?と思うかも知れませんけど、
・苦しさや悩みは自分が創り出している
・苦しさや悩みをリアルにイメージする
この2つがしっかりできていたら、効果はあると思います。
これは単に理屈だけで言っているのではなく、私が実際にやってみて効果があったのでお話ししています。
もし、機会があれば、試してみて下さい。