人は肉体的、精神的に強くなりたいと思って、トレーニングをして鍛えたり、長くつらい学びをしたり、苦しい思いをしながら生きています。

たいていの場合、それには競争が伴います。

特にスポーツはその最たるものですね。

先日行われたリオオリンピック。日本選手は大活躍をしました。

しかし、このオリンピックに日本代表として選ばれること自体でも凄いことです。国内には競争相手がいてそのライバルを倒さないと代表としては選ばれませんから。

選ばれるためには強くないといけないわけですが、強くなるためにはどうすればいいのでしょうか?

単に一生懸命に身体を鍛えるだけではダメです。

単に遺伝的に身体が恵まれているだけではダメです。

単に誰よりも気が強くてもダメです。

いわゆる心技体がすべて鍛えられて自分の最高のパフォーマンスを出せて、それでも勝てるか勝てないかわかりません。それほど厳しい世界です。

そして、強くなるためには、負けることも必要です。負けないと負けることの怖さに打ち勝つ精神力、勝つことへの執念が培われません。

負けたり勝ったりしながら、自分の力を信じて目標に目指すことができる力がとても大事です。

これは、スポーツでなくても同じことです。

人が自分なりに目標を持って望む時には必ず、強さと弱さが垣間見えます。

自分の弱さばかりが前に出てくると、目標に向かう前に挫折してしまいがちです。そして、強さばかりが前に出てくると、慢心をして油断をしてしまいがちです。

強さと弱さを合わせ持ちながら、淡々前に進み続ける人が実際に目標を達成していくと思います

生きるってことは強さと弱さの両方を経験しながら、歩み続けていくものなのかもしれません。