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50代の独身男性がが介護をするとどうなるかを赤裸裸に書いたドキュメンタリー作品です。

実家で母親と同居し独身生活を送っていた科学ジャーナリストの独身男性が、母親が認知症に向き合う。

著者は頭のよい思考タイプであるが、いざ介護となると論理的思考ができずにあたふたしてしまい、対応が後手後手になってしまったようです。

そのため、認知症になる可能性がある親や伴侶を持っている人はこの本は、読んで損はないと思います。

認知症は一度なってしまうと、治りません。

著者は、

・認知症になる可能性減らすためにできることをする
・認知症の兆候を見逃さず、早めに相談して対応を整える

ということの重要性を語っています。

認知症は、どんなに注意をしてもなってしまう人はなってしまいます。

ですが、何もしないよりも気を付けた方が、認知症の発症を遅らせることができるはずです。

また、認知症を早期に発見して、対応を整えることで介護者の生活の質を下げることなく、よい介護ができるようになります。

決して一人で介護を抱えずに、周りを巻き込んだ方が結果的に、介護される側、する側双方にとって幸せなのではないかと思います。

タイトルはちょっと衝撃的ですが、良書です(*^o^*)。