人の苦しみは執着と思い込みによるものです。

例えば借金で苦しいのは、借金を返せないという思い込みがあるためです。何とか返せると考えられるなら苦しみはありません。

昔、いじめられたことを思い出して苦しいのは、いじめた人に対して執着があるからです。いじめて相手に思い知らせてやりたいという欲求があり、それを捨てきれないんです。

もし、苦しみを感じているなら自分がどんな執着(欲求)や思い込み(考え、信念)をしているかを内観するといいでしょう。

すると、自分の苦しみは自分が創っていたことがわかるので、苦しみから抜け出すきっかけをつかめるかもしれません。

釈迦はこの世界で生きることが苦しみだと言いました。なぜなら、思い通りにはならないからです。

この世界は、思い通りになることもならないこともありますが、現実を受け入れない限り苦しみます。

現実を受け入れた時に苦しみはなくなります。