生老病死は、宗教を信じている人、スピリチュアルな人、心理学や哲学を学ぶ人、苦しんでいる人などが向き合っているだけではなく、あらゆるすべての人が意識的、無意識的に向き合っています。

なぜなら、生老病死は他の誰かのことではなく、まさに自分に関わることだからです。

普段、自分だけのことと思っていると自分よがりになりがちですが、

「あの人もこの人も生老病死と向き合っているのだ」

と思うと、人との距離が短くなり慈愛の心が起きてきます。

逆に、慈愛の心があるからこそ、人との距離は短いということに気付くのかもしれません。

別の見方をすると生老病死があるからこそ、気付けることもあるということです。