何に悩むかは人ぞれそれですが人は悩みます。

・仕事がうまくいかない
・同僚と仲が悪い
・上司から嫌われている
・家族と仲が悪い
・子供が言うことを聞かない
・ストレスがたまる
・病気である
・歳をとって生きがいがない
・介護で疲れている
・友人と仲直りできない
・生活費が足りない
・借金がある
・etc

悩むと、食事が喉を通らなくなったり、イライラしたり、体調不良になったり、眠れなくなったり、苦しくなります。

悩みはなぜ生じるのでしょう?

悩みがある時、必ず何かに執着しています。

上記の例であれば、

・仕事がうまくいかない ⇒ 仕事がうまくいくことに執着している
・同僚と仲が悪い ⇒ 同僚と仲がよいことに執着している
・上司から嫌われている ⇒ 上司から好かれることに執着している
・家族と仲が悪い ⇒ 家族と仲がよいことに執着している
・子供が言うことを聞かない ⇒ 子供が言うことを聞くことに執着している
・ストレスがたまる ⇒ ストレスがないことに執着している
・病気である ⇒ 病気でないことに執着している
・歳をとって生きがいがない ⇒ 歳をとっても生きがいがあることに執着している
・介護で疲れている ⇒ 介護で疲れないことに執着している
・友人と仲直りできない ⇒ 友人と仲直りすることに執着している
・生活費が足りない ⇒ 生活費が足りていることに執着している
・借金がある ⇒ 借金がないことに執着している
・etc

執着することは、別に悪いことではありません。

それに人が生きている限り少なからず執着します。

しかし、不可能なことに執着をしたり、執着し続けてしまうことは、悩みを生み出す原因となります。

では、悩まないためにはどうすればいいのでしょうか?

・執着をしない
・執着をしていても、それについて考えない

のいずれかです。

執着しなければ、悩みは生じません。なぜなら、現実を受け入れているからです。

執着をしていても、それについて考えないなら、悩みは生じません。なぜなら、考えることが悩む元なので、考えないなら悩む元がないから悩まないのです。

上記の例であれば、

例えば、生活費が足りなくて悩んでいるとします。

生活費が足りないことに執着せず、生活費がなくてもいいと思えるなら悩みはありません。もちろん、生活は苦しい状態でしょうが。

生活費が足りないことに執着していても、そのことを考えなければ、悩みません。

ですから、生活費を増やすためにどうすればいいか考える余裕が生まれます。

もし何かに悩んだら、何がその悩みを生じさせるのかを考えてみるといいです。

答えが見つかることで、自分の中で変化が生じるはずです。

それは、悩みを解消する突破口になるでしょう。

すべては、いずれ過ぎ去っていきます。

悩みが悩みであり続けるのは、執着や執着する対象への思考があるからです。

しかし、いずれ執着も執着する対象への思考もなくなります。