社会性、危なくない?

社会性の意味はこちら(wikipediaより)。

「集団をつくって生活しようとする人間の持つ基本的な傾向。本能的なものと考える説がある。」

人間は一人じゃ弱い。だから、家族、仲間、コミュニティなどを作って、集団で生きる。

これは、古代からずっと当たり前でした。

しかし、今、機械化、コンピューター化などを通して効率化や自動化が進み、直接、人に頼らなくても生活できます。

簡単に言えば、「他人と関わらずに生きる」ということができるってことです。

また、それに事件、事故などがネットワークを通じて加速度的に広がることで、

「社会は危険」

ということが広まると

「他人が怖い」

ということを無意識に感じてしまいます。

これがよけいに社会性を危うくしています。

うちの母親は昭和前半の世代ですが、近所に住んでいる(隣でさえ)子供に話しかけることはしないと言ってました。

別にご近所と仲が悪いというよりも、付き合いがないというか積極的にしないということです。

これは、「下手に声をかけることがはばかられる雰囲気がある」と感じているのかと思います。

うちの親世代でもそうなのですから、その子供や孫の世代になると余計でしょう。

ある意味、他人との距離感に対して意識過剰になっている気がします。

何かことが起きた時、これだとうまく乗り切れない可能性があるように思えます。

「自分の社会性、危なくないかな?」

と自分に問いかけてみてはどうでしょう。